発達障害を持つ小学生の特徴は?障害別に解説 | 児童発達支援・放課後等デイサービス【イロドリ 江南・飛高】

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発達障害を持つ小学生の特徴は?障害別に解説


こんにちは、児童発達支援・放課後等デイサービスを運営する「イロドリ」です。

発達障害の種類によっては、小学生になってからその特性が明らかになることもあり、小学生は発達障害を判断する上で重要な年代です。

発達障害の疑いがあるお子さんをお持ちの方は、小学生の発達障害児にはどんな特徴があるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。

ここでは、小学生の発達障害児の特徴や、対応のポイントについて解説します。小学生の発達障害児にはどんな傾向があるのか知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

小学生にみられる「発達障害」の種類は大きく3つに分けられる

発達障害とは、簡単に言えば脳機能の発達バランスが整っていない状態。

小学生にみられる「発達障害」の種類は、大きく3つに分けられます。

・自閉症スペクトラム広汎性発達障害(ASD)
・学習障害(LD)
・注意欠陥・多動性障害(ADHD)

幼児期には見過ごされてきた「あれ?」ということが、小学生になるにつれ、はっきりとしてきて「発達障害」だと判断される子どももいます。

特に、ASD(自閉症スペクトラム広汎性発達障害)は幼児期でも発見されやすいですが、ADHD、LDが「小学生で気がつかれる」パターンが多いと言えます。

小学生に目立つ「発達障害を持つ子」の特徴は?種類別に解説

小学生で「発達障害を持つ子」の特徴的な行動や様子は、以下の通りです。

●ASD(自閉症スペクトラム障害)の子どもによくみられる特徴

・一人遊びを好む
・人と目を合わせられない
・人の気持ちや意図を汲み取ることが苦手
・言葉を扱うことが苦手
・決められた「ルール」を好む
・臨機応変に対応することが苦手

●ADHD(注意欠如・多動性障害)の子どもによくみられる特徴

・注意力が散漫、次々と違うものに興味を示す
・忘れ物、なくし物が多い
・自分の世界に入り込み、人の話がきけない
・じっとしていることが苦手、座っていられない
・衝動的に行動をしてしまう
・突発的な行動を起こすことがある

●LD(学習障害)がある子どもに多い特徴

・ひらがな・漢字を読めない・書けない
・逐次読みをする
・文章を読むのを嫌がる
・板書が苦手
・文字を書くのを嫌がる
・行やマス目からのはみだしが大きい
・数が数えられない
・計算ができない
・計算を嫌がる
・時計を読めない、時間がわからない

発達障害が原因で、学校でのトラブルや不登校に繋がることも

一般的に、発達障害を持つ子どもは、周囲の子どもたちにあわせて行動することや、社会的な行動をとることが苦手です。そうなると、以下のようなトラブルが発生する可能性もあります。

・同世代の子どもとうまく遊べない
・感情のコントロールができない
・空気が読めない
・生活リズムが崩れる
・授業中に衝動的に教室を飛び出したりする
・授業態度が悪いと評価されやすい
・忘れ物・なくし物が多く学習に影響が出る
・かんしゃくをおこしてしまう

これを防ぐためには、発達障害の早期発見・早期療育の開始が大切です。適した環境化で、適した教育を受ければ、そうでない場合に比べ本人の自尊心がしっかり保たれながらも、能力を伸ばしやすく、さらにコミュニケーション能力が育ちやすくなります。

周囲の理解を得ながら、学校と家庭が協力し、専門機関とも相談をしながらお子さんへ対応していきましょう。

発達障害がある子どもへの対応のポイント

発達障害を持つ子ども、と一言でいっても、その性格は様々です。とはいえ、一般的には以下のような対応のポイントを押さえることで、コミュニケーションや教育がスムーズにいくこともあります。

・「わかりやすく・具体的に」ほめる
・メッセージは簡潔に伝える
・後から叱らない(その場で叱る)
・療育を活用する
・道具を工夫する(時間割のチェックリスト、スケジュール表など)

ここでご紹介したのはごくシンプルな対応方法です。個々の発達障害によってはさらに踏み込んだ対応方法もありますので、ぜひイロドリの他の記事も参考にしてみてください。

うちの子、発達障害かも?と思ったら……

うちの子、発達障害かも? と思った時には、学校や専門家、行政の相談機関に相談してみましょう。

その際は、「なぜ、発達障害と疑っているのか」という具体的な「気になるポイントリスト」を持っていくと話がスムーズです。

たくさんきになるポイントがある場合は、「特に気になっていること」をピックアップし、そこを中心に話すと良いですね。

悩んでいるだけではお子さんの状況が良くなるばかりか、悪くなることもあります。まずは気軽に、頼れる機関に相談をしてみましょう。

発達障害は小学生ではっきりすることも多い!早期発見につとめよう

発達障害は、大きく分けて3つのグループがあり、特にLD(学習障害)とADHD(注意欠如・多動性障害)は小学生になってからその特性がはっきりとしてくることが多くあります。

発達障害はその特性に早く気がつき、適切な療育を受けることで、より他者とのコミュニケーションや社会性が育ったり、苦手分野を克服しやすくなったりします。

うちの子、発達障害かも? と思った際は、専門家や頼りになる機関に相談することが大切です。ご家族だけでかかえこまず、できるだけ周囲の助けを得ながら対応していくようにしましょう。

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