放課後等デイサービスや児童発達支援を利用している保護者の方の中には、「連絡帳」をどう書いてよいかわからない……という方もいるのではないでしょうか。
ご家庭と放課後等デイサービスの情報交換のためのツールとして大切な「連絡帳」。今回は、その書き方のコツをご紹介します。
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そもそも、放課後等デイサービス・児童発達支援の連絡帳はなんのためにある?
放課後等デイサービスや児童発達支援の連絡帳は、職員と保護者の方の「情報共有」のためにあります。
職員が連絡帳に書く内容は、
・施設でのお子さんの様子
・活動内容
・連絡事項
などです。
保護者の方に書いていただきたいことは、
・体調
・家庭でのお子さんの様子
・施設への質問・相談
・施設への連絡事項
など。お互いに、必要なことをしっかり伝えあうのが「連絡帳」の役割です。
放課後等デイサービス・児童発達支援の連絡帳を書くコツ
体調などは連絡帳に沿って書いていただければ大丈夫ですが、細かな相談やお子さんの様子をしっかり伝えたいときには、以下のことを意識するのがおすすめです。
- はじめに、何について書くのかを決めておく
- 伝えたいことから、簡潔に書く
- 時にはうれしいこと、困ったことなども共有する
「伝えたいことから」「簡潔に」を意識してみると、意外と簡単に書けてしまうものです。
難しく考えて、思ったことから順に書き出してしまうと、あれ?結局何を伝えたかったんだっけ……? となりがちですが、「はじめに書きたいことを決めておく」ことで、書いていくうちに迷子になることは避けられます。
また、書くことがないときには、お子さんのご家庭での様子を簡潔に伝えていただくだけでも助かります。例えば、Aくんはあやとりを家庭で楽しんでいる……と教えていただければ、微細運動の一環として放課後等デイサービスで取り入れることも可能。
ご家庭との連携があってこそ、お子さまの興味や関心に気が付き、療育に活かせるのです。逆に、ご家庭で「このことをすると嫌がる」といったお話の共有も歓迎です。
とにかく、お子さまの様子や困りごと、うれしかったことなどはどんどん情報を共有していただきたいです。もちろん、書ききれないことがあれば直接お話していただいても大丈夫ですよ。
放課後等デイサービス・児童発達支援の連絡帳は情報交換大切なツール
放課後等デイサービス・児童発達支援の「連絡帳」は、ご家庭と職員との連携を行う上で欠かせない、大切な情報交換ツールです。
・何を書いたらよいかわからない
・書きたいことがありすぎてなかなかうまく書けない
といった悩みを持つ保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には「お子さんの様子」「伝えたいこと」を書いていただければ大丈夫です。
連絡帳をしっかり活用して連携をとりながら、療育をよりよいものにしていきましょう。