ダウン症とは?特徴や接し方のポイント | 児童発達支援・放課後等デイサービス【イロドリ 江南・飛高】

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ダウン症とは?特徴や接し方のポイント


こんにちは。放課後等デイサービス・児童発達支援を運営する「イロドリ 江南」です。

人よりも染色体の数が多い「ダウン症」。
世界各国で約1,000人に一人の割合で生まれるというダウン症は、決して珍しいものではありません。

今回は、そんな「ダウン症」について、概要や特徴、接する上でのポイントをまとめてみました。お子さんがダウン症という方、知り合いや家族にダウン症のお子さまがいるという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ダウン症候群とは?

ダウン症候群とは、最初にダウン症を報告したイギリスの研究者「ダウン博士」にちなんだ名称をもつ、先天性の症候群。
ダウン症児の95%が、21番目の染色体の数が1本多い「標準型21トリソミー」です。

ひとよりも染色体が1本多いことで、特徴的な体質をもっています。

ダウン症候群を持つ子どもの特徴

ダウン症候群を持つ子どもの特徴としては、全体的に「発達がゆっくり」なケースが多く見られます。

また、すべてのダウン症児にあてはまるわけではありませんが、特徴として以下のようなことが挙げられます。

・聴力が弱く、言葉でのコミュニケーションが苦手
・筋力が弱い
・ことばが不明瞭
・新しい環境や慣れない環境に対して緊張しやすい
・習得がゆっくり(ハイハイ、たっち、歩行、ことば……など)

全体的な発達は比較的ゆっくり

ダウン症のある子どもたちは、全体的に筋肉量が少なく、身体面での発達はゆっくりしている傾向があります。また、聴覚が弱い子どもも多いことから、言語面の発達も比較的ゆっくりですが、視覚的な認知は得意なケースも。

例えば、言葉がしっかり出る前から、視覚的な情報に頼ったコミュニケーションが可能なケースもあるようです。身振り、手ぶりで意思疎通を図ろうとする姿が見られます。

見た目にも特徴的なケースもある

・手のひらに横に伸びる一本線がある
・足の親指と人差し指の間が広いことがある
・特徴的な顔貌をしている

といった、ダウン症児の特徴もみられますが、実際には両親によく似ていることが多く、一概に「こういった特徴がある」とは言えません。

ダウン症候群の子どもと接するポイント

ダウン症候群と言っても、基本は健常の子どもたちと接するポイントは変わりません。

ですが、少し工夫をするだけでコミュニケーションがしやすくなったり、育ちに繋がったりしますので、ここでは、ダウン症候群の子どもたちと接する上での「ポイント」を3つ紹介します。

  1. 簡潔に、わかりやすく視覚情報を活用しながら伝える
  2. 自分を大切にする心を育てる
  3. できるところは任せ、サポートするポイントを見極める

簡潔に、わかりやすく視覚情報を活用しながら伝える

ダウン症の子どもたちは、ことばでのコミュニケーションが苦手です。よって、お話をするときは長々と説明するのではなく、簡潔に、わかりやすい言葉で伝えるようにしましょう。

また、身振り手振りや文字、絵などをくふうしながら取り入れると、よりコミュニケーションが円滑になります。

「はっきりと」「簡潔に」を意識しながら伝える工夫をしましょう。

自分を大切にする心を育てる

ダウン症児は発達がゆっくりな傾向があることから、まわりと比較して自信をなくしたり、コミュニケーションがうまくいかずに落ち込んでしまったりすることもあります。

自尊心をはぐくむのは生きる力の基礎となります。

自分に自信をもって、自分を大切にする心を育てるためにも、しっかりとできたことは褒め、できることを伸ばしていくようにしましょう。

できるところは任せ、サポートするポイントを見極める

苦手なことがあるとつい手伝ってあげたくなる気持ちは分かりますが、それではお子さんが自信を無くしてしまうことにもつながりますし、成長になりません。

自分で頑張ろうとしていることは、少しだけ手伝う、もしくはお子さんが助けを求めるまで見守るといった形で接するようにしましょう。

自分の力での「できた!」がお子さまをしっかり成長させてくれるはずですよ。

ダウン症候群は子によって個性が様々、子どもの様子をみながら対応していこう

ダウン症の子どもたちは、健常の子どもたちと比較するとやや育ちがゆっくり、発達がゆっくりという傾向があり、人によって発達の速度は異なります。

中には、ほとんど健常の子どもたちと変わらないような子もいますが、逆にとてもゆっくり発達する子もいます。

ですので、一概に「この対応が正解」ということは言えません。大切なのは、子どもの様子をよく観察し、できることを伸ばして一緒に喜びを分かち合うことです。

自分で頑張る心、自分を大切にする心をはぐくみながら、その子に合った対応をみつけ、実行していくようにしましょう。

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