ADHDの子供に対する支援方法は?具体的に解説! | 児童発達支援・放課後等デイサービス【イロドリ 江南・飛高】

児童発達支援・放課後デイサービス
(発達障害・学習障害・ADHD・自閉症のお子さまへのサポート)

お問い合わせ・個別相談・体験授業は
こちらまで

ADHDの子供に対する支援方法は?具体的に解説!


こんにちは。愛知県江南市で児童発達支援・放課後等デイサービスを運営する「イロドリ」です。

ADHDのお子様をもつ親御さんにとって、ADHDの子供に対する支援にはどんな手法があるのか気になりますよね。

今回は、ADHDの子供に対する支援がざっくりとどんなものなのか、ADHDの支援には何が大切かを解説していきます。ADHDの子供に対する支援に興味がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ADHDとは?どんな症状がある?

ADHDとは、以下の3つの要素がよく見られる発達障がいのひとつです。

・不注意(集中力がない)
・多動性がある(じっとしているのが苦手)
・衝動的(我慢がしにくい、順番をまてない)

このような特性を自分の強みにしてうまく社会生活を送れている大人の方もいます。ですが、集中が続かない、簡単なルールを守れないといった状況が続けば、園や学校で集団生活をするうえで支障をきたすケースも。

ADHDは、大人になる上で自然と症状が落ち着いてくることもありますが、大切なのは「早期発見」「早期療育の開始」です。

ADHDの症状をかかえ、まわりの理解を得られずに、生きづらさを感じたまま育っていくと、子供は心が疲れてしまうことも考えられます。

うちの子、ADHDかな? と思ったら、まずは一人で抱え込まずに行政や保健センター、児童相談所などにご相談ください。

ADHDの子供に対する支援の種類は?「本人」だけではなく「家族」へのアプローチも大切

ADHDの子供に対する支援は、様々なアプローチがあります。ここでは、支援にはどんなやり方があるかをご紹介します。いずれも、イロドリなどの放課後等デイサービス・児童発達支援で行われている支援手法です。

  1. まずは本人の特性を理解する
  2. ほめて自信をつける
  3. 環境を整える
  4. ソーシャルスキルを身につける
  5. 保護者への支援

1.まずは本人の特性を理解する

ADHFへの子供の支援を行う際にまず大切なのは、本人の特性を理解すること。例えば、以下のようなことを把握しておくと、支援がしやすくなります。

・苦手なものはなにか
・どのような場面で、どのような行動をとるのか
・本人の得意なこと
・本人の関心があること

苦手なものや行動特性を知ることで、関心ごとと絡めて少しずつ苦手なものに取り組めたり、行動や性格を褒めて自信をつけさせたりすることもできます。

2.ほめて自信をつける

ADHDの子供はちょっとしたルールを破ったり、じっと集中できなかったりと、その特性からよく叱られる経験をしていることが多くあります。その上で、叱ったり力づくで言うことを聞かせようとしたりするのは、当然ですが逆効果。ますますやる気を削いでしまいます。

障がいの有無にかかわらず、子供は「ほめられる」ことで自信をつけ、より前向きな行動へとつながっていくもの。自信をもてれば、やることに対しても意欲的に取り組めます。

これはすぐに効果が見られる支援方法ではありませんが、長期で行うことにより、子供の自己肯定感にもつながり、人生における生きるための力を養えます。

危険なこと、本当にいけないことをした時にはしっかりと毅然とした態度で分かりやすく説明することが必要ですが、むやみやたらと叱るのではなく、できることに目を向けてあげましょう。

3.環境を整える

特に学習支援においては、子供の集中できる環境を整えてあげることが大切です。

・シンプルな部屋にする
・窓側(刺激がある場所)は避ける
・少人数で支援する
・指導者に近い席にする

こうした、より集中しやすい環境と整えてあげることで、ADHDの子供たちでも学習に取り組みやすくなります。

また、指示を出す際も静かにさせて注目を集めてから「はっきりと話す」などが効果的です。指示は短くわかりやすく、はっきりとした声で行いましょう。

はじめは環境を整えても集中できる時間が限られていますので、徐々に時間を延ばすなど工夫していきます。

4.ソーシャルスキルを身につける

ソーシャルスキルとは、社会生活を送る上で必要となる技能のこと。ADHDの子供達は、このソーシャルスキルが身につきにくいと言われています。

話の聞き方、挨拶など、社会生活に必要なスキルを学んでいく支援も大切です。例えば、相手の意図や感情を理解したり、自分の感情や行動をコントロールしたりというスキルを身につけることが、ソーシャルスキルの向上に繋がります。

具体的には、ロールプレイで様々な場面を用意し、「この場合、この子はどう思ったかな」「どうすると、この子は喜んでくれるかな」といった問いかけをしながら、自ら考え、ロールプレイをしていくことでソーシャルスキルを身につけていくという手法があります。

活動の中で自然と指導するという考え方もあるため取り組み方は事業所により様々ですが、ADHDの発達支援はこの「ソーシャルスキル」を身につけることも重要です。

5.保護者への支援

ADHDの子供をもつ保護者は、子育てに関する様々な困難に直面し、悩んでいることも多くあります。

子供が幸せに育つためには、保護者も安定感をもち、信頼できる相談相手がいることが大切です。育てやすくするための関わり方の指導や子供の成長を一緒に喜ぶだけではなく、悩みをしっかりと受容し、どうしていくか一緒に考えていくという「保護者に寄り添った支援」が非常に大切です。

イロドリも、お子様だけではなく保護者への支援が非常に大切だと考えています。利用者様の悩みや困りごとを一緒に考え、お子様の成長を共に見守り・育てたいという思いがあります。

同じADHDでも性格や性質は人それぞれ。一人一人の状況にあわせた支援が大切

同じADHDでも、性質や性格は子供によってそれぞれ異なります。

一人一人の状況や特性にあわせた適切な支援を行なっていくことで、よりよい発達状態へと導くことも不可能ではありません。

大切なのは、子供だけではなく、子育てのしづらさを感じている保護者に対してもしっかり支援をして、協力しながら療育をすすめていくこと。

ぜひ、お子様と保護者様にとって相性の良い事業所を見つけ、ぴったりの支援を受けてくださいね。

ページの先頭へ戻る