こんにちは。江南市で放課後等デイサービス・児童発達支援を運営する「イロドリ」です。
小学校が終わった後に通う「学童(放課後児童クラブ)」と「放課後等デイサービス」。この2つは非常によく似ており、混同してしまう方もいるかと思います。
今回は、似ているけれどまったく違う放課後等デイサービスと学童について、違いを解説していきます。
放課後等デイサービスと学童の特徴や違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
学童と放課後等デイサービスの違い
学童と放課後等デイサービスの違いを簡潔に説明すると、学童は「小学校下校後の子どもを預かる場所」、放課後等デイサービスは「障がいを持つ小学生~高校生の子どもたちを預かり、療育を行う場所」ということです。
対象年齢と、対象となる子どもたち、そして通う目的に違いがあります。
学童の特徴
学童には「民間学童」「放課後児童クラブ」「放課後子ども教室」といった区分けがあります。中でも、一般的に「学童」と呼ばれているのは「放課後児童クラブ」で、小学校の授業が終わった後、両親が働いている子どもたちを預かる施設です。
宿題を行ったり、遊びを行ったりします。保育園の小学生版といったところですね。
放課後等デイサービスの特徴
放課後等デイサービスは、学童とは異なり、両親が働いていなくても利用できる施設です。また、年齢は小学生のみならず、中学生・高校生までが対象となっています。
自閉症、ADHDなどの障がいを持つ子どもたちが「療育」を受けること、そして放課後の子どもたちの「居場所」となることが放課後等デイサービスの目的です。
よって、受給者証などをもっていない定型発達児は、放課後等デイサービスに通うことができません。
人数も、学童は児童指導員1人に対して何十人もの子供たちがいますが、放課後等デイサービスは1人につき1人~数人の子どもたちのみ少人数をしっかり療育できるのも、一つの特徴です。
放課後等デイサービスは預かりではなく「療育」のための場所
放課後等デイサービスを預かり目的で利用している方も多いですが、原則は「療育」のための場所です。
お子さんひとりひとりの発達を評価し、得意なことは伸ばしながら、苦手なことを少しずつできるように、もしくは対処しやすくなるように「社会で生きる力」を身に着ける。
それこそが、放課後等デイサービスの役割です。似ているようで異なる「学童」と「放課後等デイサービス」。
両者の違いを理解し、適切に活用していきましょう。